2021-04-09 第204回国会 衆議院 外務委員会 第7号
ここ最近の日米中関係を見ていると、中国は、トランプ政権時代に中国たたきが激しくなった頃から、やはり日本に少しずつすり寄ってきているといいますか、仲よくしようとしてきているように見受けられます。ところが、尖閣等の動きを見ると、一向に日本への配慮を欠きといいますか、今言ったように、非常に既存秩序を侵すような行動を取り続けている。
ここ最近の日米中関係を見ていると、中国は、トランプ政権時代に中国たたきが激しくなった頃から、やはり日本に少しずつすり寄ってきているといいますか、仲よくしようとしてきているように見受けられます。ところが、尖閣等の動きを見ると、一向に日本への配慮を欠きといいますか、今言ったように、非常に既存秩序を侵すような行動を取り続けている。
御党の山岡国対委員長も、先般中国へ行かれまして、日米中関係は正三角形だというふうにおっしゃった。 三角形か何だというのは、例えですから十分正確なこととは思えませんが、総理はこの点はどうお考えなんでしょうか。
つまり、台湾海峡危機などあり、中国脅威論などが生まれ、つまりソ連の後、この日米中関係というものが非常に不安定になってきたと。 つまり、八〇年代までは日米中関係は非常に安定していたと、これは軍事協力までやっていたわけでありますから。それが結局のところ、構造が崩れてきた。つまり、中国をどう認識するかというのが第二番目であります。
そういう意味では、日米中関係は依然として重要である。ただし、パイプの点では今米中に後れを取っているというふうに思います。
それで、プラス中国というものをどうその中に組み込んでいくかという新しい日米中関係を構築していくということが長期的には一番大事な問題ではないかと思います。
そうでないと、日米中関係は事実上の一種の軍事同盟ではないかという一部の懸念を裏づける結果になるでしょう。この問題について、総理及び関係閣僚の責任ある答弁を求めるものであります。 以上で、私の代表質問を終わります。(拍手) 〔国務大臣大平正芳君登壇、拍手〕